美術って何?
先日初めて、名古屋市美術館へ行ってきました。
特別展示は、福田 美蘭展。PRポスターにはうな重が松・竹・梅と3段描かれていました。
ポスターを見て、正直あまり面白くなさそうだと感じた私は、常設展だけでよいかと受付へ
受付のお姉さんに常設展のみでよいと伝えると、特別展示の内容について説明を頂きました。
「有名な絵画を別の視点から見た作品や、名古屋市美術館の常設展示を基にした作品が展示されていて、美術の見方が変わるような内容となっています。面白いですよ。」
美術の見方が変わるとは?と好奇心をくすぐられ、特別展示も観ることに。
結果としては… 鑑賞してよかった!
これまでは美術館へ行っても、自分の気に入る絵画を探しつつ、その説明を見てなるほど、と思う程度。しかし、福田 美蘭さんの作品は、鑑賞する側に ”積極的に” 考えさせようとする作品がたくさんありました。
絵画の動きを ”観る”
特に、気に入った作品は《ミレー“種をまく人”》
本物の”種をまく人”は、これから種をまこうと堂々と構える農民の姿が描かれています。
一方、福田美蘭さんの作品では、種をまいて振りかぶった後の姿が描かれます。
絵画の中の人物の動きを想像してみる。
そんな楽しみ方もあるのだと、自分の中に新たな視点が生まれました。
最後に
美術館には数えるほどしか行ったことのない、美術館ビギナーの私でも非常に楽しめる展示でした。
これからは先入観で決めることなく、迷ったときはまず、詳しい方にお話を聞いてみようと思います。
おすすめしてくれた受付のお姉さん、本当にありがとう。